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ジョン・ローとメフィストフェレス

ゲーテの『ファウスト』にメフィストフェレスという悪魔が登場する。
ミシシッピ・バブルを演出したジョン・ローはメフィストフェレスのモデルであるとする説がある。
森鴎外が、『ファイスト』を翻訳した際に著した『フアウスト考』で、その説を紹介している。

森鴎外『フアウスト考』大正2年、p274、近代デジタルライブラリー所蔵
「地下の宝はメフィストフェレスが取り出そうと約束したばかりで、取り出さない。仮装舞の場で持ち出した箱は幻術の戯に過ぎない。これに反して同じ場で帝は意識せずに、紙幣の版下の署名させられた。紙幣の基本金は、即ち未発掘の地下の宝である。これは歴史に類例がある。一つは一七二〇年にフランスでミシシッピイの土地を基本にしてだしたロオの紙幣、今一つは一七八九年に同じ国で、寺院財産を基本にして出したアシニアア紙幣で、いづれも国家の破産を誘致してゐる。」

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北村行伸「ジョン・ロー」

北村行伸「ジョン・ロー」、日本経済新聞 、やさしい経済学、危機・先人に学ぶ、2012年3月5日~14日

http://www.ier.hit-u.ac.jp/~kitamura/PDF/A239.pdf

バブルといえばジョンロー。日経やさしい経済学に連載されたジョンローの短い評伝です。

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